テレビや雑誌でも良く取り上げられている筋膜リリース
どういった方法なのか?
いったい何に効果があるのか?
 

筋膜とは


筋膜は表皮-真皮の下の皮下組織の部分に浅筋膜があります。
脂肪組織の上と下にあります。
筋肉を何層にも深筋膜などが包みます。

・浅筋膜(せんきんまく)
・深筋膜(しんきんまく)
・筋外膜(きんがいまく)
・筋周膜(きんしゅうまく)
・筋内膜(きんないまく)

の5つからなっています。
浅筋膜は皮下組織の脂肪組織を覆います。
深筋膜は全身の筋肉を全身タイツのように包み込みます。
筋外膜はひとつひとつの筋肉を包んで筋周膜と筋内膜につながっています。
 

膜の構成要素

筋膜の構造は3つの成分で構成されています。
・コラーゲン
・エラスチン
・基質

コラーゲンは美容でよく耳にします。ぷるぷる柔らかいイメージですが、強度がしっかりあって強い線維です。

エラスチンは良く伸びますので柔らかい部分に多い成分です。

基質は言葉のイメージとは違いゲル状の成分です。線維の間をうめるクッション性のある成分です。
 

筋膜のつながり

筋膜は全身を包んでいます。

腰が痛くても原因が「膝」の場合があったりするのも筋膜のつながりがあるからです。

膝が捻れることでその力は骨盤の捻れを発生させます。
腰椎が傾いて体全体が歪んでしまいます。
 
 


筋膜リリースとは

\ どんな施術? /


筋膜リリース

\ 実際の施術例 /

下腿三頭筋のリリース

直接、腓腹筋・ヒラメ筋の筋膜に圧力をかけて組織が解放するのを待つテクニック。
 

大腿四頭筋のリリース

大腿部を持ち上げて大腿四頭筋の緊張している部分にテンションをかけてストレッチするような方法です。
一番緩みが起きるテンションで待つことで筋膜が伸びていきます。

 

背部筋膜のリリース

左右の手で前後・上下に一番緩むポイントで待ち関節法でリリースする方法です。
リリースが起きると筋膜が柔らかさが背中全体に広がります。
組織液が入り込むことで筋膜の緊張がなくなります。
 

胸腰筋膜のリリース

胸腰筋膜を上下にストレッチをかけて筋膜を伸ばしていきます。
指圧のように押すよりも筋膜は伸ばすことを好むので、よりはやくリリースされます。
 

斜角筋のリリース

斜角筋を左手でコンタクトして、頭を使い斜角筋が一番緩むポジションにすることで、組織が勝手に緩み始めます。
アメリカのオステオパシードクターであるローレンス・ジョーンズが開発したカウンターストレインという方法です。
 
 


エステでも筋膜リリースをされているところや機械を使って筋膜リリースをする方法など様々な院で筋膜リリースが受けられます。

私個人としては機械よりは直接手で組織のバランスを取りながらリリースする感覚を感じた方がうまくいくと思っています。

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